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インプラント
インプラント治療とは
むし歯、歯周病、外傷などで歯を失ってしまったときの治療法のひとつで、人工の歯を根元から埋め込むものです。インプラント治療の起源は古く、口の中にエメラルドの歯が埋め込まれているインカ帝国のミイラが発見されており、しかも歯石が付着していたことから何年も実際に使用していたことがわかっています。現代のインプラントは「歯根部」「支台部」「歯冠部」の3つの部分で構成されていて、骨の中に埋め込む「歯根部」は、チタンという金属でできています。チタンは溶け出す心配も少なく、骨となじみやすいので骨の中に埋め込むと、チタンと骨の隙間に骨の組織が入り込み骨と一体化します。このためインプラントは違和感が少なく自然の歯と同じように咬めるため、一般に患者さんの満足度も非常に高い良い治療法ですが、残念なことに健康保険は適用されません。治療が完了するまでにかかる期間は一般的に3〜4ヶ月です。
インプラント治療の流れ
診査 参考画像表示

@まず手術が可能かどうか、術前に全身の健康状態を調べます。
(高血圧、心臓病、糖尿病の人などは受けるのが難しい場合もあります。)
A口腔内の状態を検査します。
口の中の清掃状態が悪い場合は、治療の成功率が低くなるため、
まずは歯周病などの治療を行います。
Bインプラントを支えるには周囲に十分な骨が必要なため、エックス線検査やCT検査などで
骨の状態(骨の量や骨の質など)を調べます。
骨の量が少ない場合はGBR(骨を作るための手術)を行います。
当院では、より安心してインプラント治療が行えるように、手術前にCT撮影を行って
骨の状態(骨の量や質)を調べてから、埋入するインプラントの大きさを決定します。

GBR 参考画像表示
インプラントを埋入したい場所の骨の量が十分でない場合は、GBR(骨を作るための手術)
を行ってからインプラントを埋入します。
1次手術 参考画像表示

CT画像や歯の模型を用いてきちんと診断した後に、決められた手順に沿ってインプラントを埋入します。
アンキロスインプラントは、骨のレベルより1mm前後深く埋入するため、術直後から入れ歯や仮歯を入れて
食事することが可能です。また術後の痛みもほとんどありません。

2次手術 参考画像表示

アンキロスインプラントの2次手術は歯ぐきを2〜3mm切開するだけで縫合も不要なので短時間で終了します。

支台部の装着 参考画像表示
チタン製のものに加えて、最近では酸化ジルコニウムで作ったもの(セルコンアバットメント)
が使われるようになってきました。セルコンアバットメントは光を透過するので審美的に美しいだけでなく
チタンと比較すると汚れや細菌が付着しにくい特徴があります。
歯冠部の装着 参考画像表示
セルコンアバットメントの印象をとって模型を作ります。
メンテナンス  
「歯冠部」を装着したら、日常のメンテナンスの方法と定期検診について指導を行ないます。治療が完了するまでにかかる期間は一般的に3〜4ヶ月ですが、骨の移植(GBR)が必要な場合など状態によっては1年くらいかかることもあります。インプラントは骨とは強く結合しますが、歯肉との結合は自然の歯よりも弱くなるので、治療後は自然の歯以上に日常のプラークコントロールを徹底することが大切になります。口の中の手入れの状態が悪いと、インプラント周囲の骨の炎症が原因でインプラントを除去しなければならない場合もあります。しかも悪くなってもあまり痛みを感じないので手遅れになりやすいのです。そのため定期検診は、インプラントの調子が良くても半年に1回は行くようにしましょう。そうすることでインプラントはかなり長期間機能することが可能となります。

インプラント 術前術後 参考画像表示

82歳女性です。昔のようになんでも食べられるようになりたいということで来院されました。
10本のインプラントを埋入して昔のようによく咬めるようになりました。

インプラント 術前術後 症例2 参考画像表示

入れ歯を作るときにインプラント治療を併用すると、上あごの真ん中部分をなくしたスマートな入れ歯
(インプラント義歯)を入れることができます。
通常の入れ歯より、違和感も少なく、食べ物の触感を感じることができます。

長期経過症例 参考画像表示
プラットフォームスイッチという新しい考え方のインプラントシステムを使用しているため、インプラント埋入手術時の骨のレベルと5年後の骨のレベルにほとんど変化が認められません。
(プラットフォームスイッチとはインプラントを骨のレベルより0.5〜1.5mm深く埋入することにより、インプラントの肩の部分に骨と軟組織をを乗せる方法です。これにより血流量が増え、炎症に対する抵抗力が増します。)